牧師・田崎 敏明の信仰徒然

初めて聞いた人にも分かる言葉で、福音を伝える。
キリスト教会用語ではなく、
普通の日本語で福音を伝える働 きをしております。ぜひご支援ください!

そんな働きの中で感じたことを、ありのまま綴っております。

大友宗麟が巡察師ヴァリ二ャーノに示唆した、日本宣教の秘訣が凄い!

「日本人を改宗させたいのなら、
まずその国の言葉をよく習い、
その人民のもって生まれた礼儀作法によって
生活しなければだめだ。だが、事実は逆で、
わずかの外人が、武士や人民に日本の風習、
儀礼をすてさせ、日本人が野蛮で俗っぽいと考えて
外国人の生活を押し付けようとしている。」


これは今から約400年前、キリシタン大名大友宗麟が、
イエズス会の巡察師ヴァリ二ャーノに
直接語った言葉です。
(ヴァリニャーノが残した「日本巡察記」
に記録されてあります。
ヴァリ二ャーノは、今全国公開されている映画、
遠藤周作「沈黙」にも登場しています。)


彼は、宗麟の言ったことをよく理解し、
その後の宣教方針にそれを取り入れました。
それにしても、あの宗麟がそんなこと
言っていたことを初めて知ってぶったまげました。


「宗麟、お前、どの口でそんなこと言うんじゃ」
と言いたくなりますね。そう言っていた宗麟は、
信仰に熱心になるあまり、神社仏閣を焼き払った男。
ここ延岡に来た時もそうでした。
「おい、おい、お前言ってることと、
やってること、ちゃうやろっ」
と言いたくなりますね。
宗教の怖さがそこにあります。

女好きで、京の都に美しい女性を探すための
派出所をかまえ宗麟。軍が苦戦している時、
自分は教会に篭り、ただ祈っていて、
何の指示も出さなかった宗麟。
大敗し、部下からさえののしられながら、
自分がわれ先にと逃げ出した殿様・宗麟。


しかし私には、実は宗麟は、
必死に自らの魂の穢れと戦いつつ、
魂の救われることを追い求めた男だとも思うのです。


先日、キリシタン大名の高山右近が
カトリックの福者となりましたが、
高山右近とも、対照的なキリシタン大名・宗麟。
ますます気になって仕方のない男です。